4歳からハンダコテを握り、6歳でラウンドコンベアで部品実装し、12歳にはQFPのハンダ付け、13歳ごろから表計算を覚え、16歳から税務をしてきた。常、それらの効率化・技術向上に帰着する勉学に励んだ。
22歳、大学卒業と就職の間で交通事故でICUに。半年で復帰させ就職で名古屋に。平日の職場で得た知識は、休日に家業への貢献を。1年間で両立に断念。帰阪。
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生きる目的があって、その為の仕事であればこんな遠回りをしなくてもすぐに覚えて経営なんてできる。幼少期に仕事なんてするもんじゃない、と。
小学生で自転車を覚えたのは家から会社に行くため。
パソコンを使い始めたのは税務をできるようにするため。
工学を専攻したのは、上の言いなりになる家業の実装業を開発業へと押し上げるため。
自動車の免許を取ったのは会社から納品に行くため。
自分の就職を決めたのはいずれ技術を家業へ加担するため。
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それから6年後、自分が知らなかったものを知ることになる。最初は自分で解らなかったが、その空間が好きでいた。半年ほどの儚い期間だった、それも2年前のこと。
自分たちの夢のために、自分たちが一生懸命になるなんてよく解らなかった。そんなことしてて何になるんだろうかと。違った、みんなそれで生きているんだ。
まだまだ俺は自分の存在を認知できていないみたいだ。
もっとわがままに生きる、その方法を知るには、どこから経験すれば良いか。
”不器用” これに尽きるんだろう・・・。