2012/04/18(水)Arduinoを単純にWinAVRのC言語で利用する

結論から書くとArduinoが性に合わなかったのでWinAVRのGCCで使用することにしました。そしてその方法をメモ。

巷ではArduinoが人気でライブラリなども豊富にあってAVRユーザーとしては嬉しい限りですが、コーディング自体がC++というかJavaというかほとんどハードウェアを意識しないでよいようになっています。
ギリギリのスペックのマイコンで最後まで使い倒さないと満足できない病気を持つ(笑)私なんかにすると、内部構造がラッピングされていて凄く違和感があります。なんか打ったコードと動作がピンとこないというか…。
それでも、使ってみて馴染めば良いし食わず嫌いはよくないと思いがんばりました…が、やっぱり無理という結論になりました。それでは買ったArduinoのみならずEmerge+さんのエンクロージャも勿体無いということで、
  1. Arduinoブートローダを保持したまま
  2. WinAVR GCCによるC言語開発で
  3. 実験用・ライブラリ開発用に利用しよう
ということにしました。

体制を整えるまで苦労しましたが、最終的にAVRdudeのArduino設定を使うだけで良かったようです。用意するものは、私が実際に使用したものでは
  • avrdude-5.4-win32-bin.zip
  • avrdude-GUI-1.0.5.zip (ゆきの研究室)
  • Arduino AVR Dude Programmer.zip の、中のavrdude.conf、libusb0.dll
です。最後の奴がミソでzipを解凍するとインストーラがありますが無視してCABファイルを解凍します。そして欲しいファイルだけを拝借しました。(イレギュラーなことなので自己責任で)

あとは、いつも通りmakeしてhex作って、AVRdude-GUIでプログラマを「Arduino」にしてWriteすればOKでした。